名古屋観光といえば、日本一大きなプラネタリウムがある「名古屋市科学館」は外せませんよね。
科学館で一番人気なのはもちろんプラネタリウムですが、それに続いて人気なのが、南極並の寒さを体感できる「極寒ラボ」と、迫力ある雷の光を間近で見られる「放電ラボ」です。
極寒ラボと放電ラボは、竜巻ラボと違い、整理券が無いと入れない貴重なエリア。
土日は大人気なので、片方しか見られない場合も…。
どちらかしか見られないなら、私は「放電ラボ」を勧めたいのですが、
- 2つのラボでどんな体験ができるのか
- どちらが混むのか
- 整理券配布は何分前から? 代表者がまとめて受け取ることは可能?
などの情報をまとめたので、初めて名古屋市科学館に行かれる方の参考になればいいな、と思います。
放電ラボは整理券ではなく先着順に変更されました。
極寒ラボの内容
極寒ラボは、マイナス30度の世界を体感できる部屋です。
定員は各回20名。
全員で一緒に行動します。
最初に説明を聞き、部屋に入る前にぶ厚いコートを借りて(サンダルの人は長靴も)、まずは数分間マイナス10度の小部屋に入って、寒さに体を慣らします。
大きな冷蔵庫に入ったような感じなので、子どもも大人も「寒ーい!」とはしゃげます。
次の部屋へ続くドアが開けば、いよいよメインであるマイナス30度の世界。
マイナス30度の部屋では、本物の南極の氷を触ったり、天井にあるオーロラの全天周映像や、パネル展示、氷の結晶の断面を見たりすることができます。
南極の氷は以前はもっと大きかったそうなんですが、持ち上げて割ってしまった人がいたそうです。
そっと触るだけにしておきましょう。
また、スマホで写真を撮ることも可能ですが、正直なところ写真映えする物はあまりありません。残念です。。
全体的に白くて、ライトの光も抑えてるので、薄暗い殺風景な写真になってしまうんですよね。
私が参加したとき、熱心に写真を撮っておられたのは外国人の方だけでした。
そしてこのあたりになってくると、みんな寒さで、早く部屋を出たい気分になってきます。
だんだんと次のドア付近に集まってくる大人達^ ^;
マイナス30度の部屋にいられるのは5分間だけですが、やけに長く感じます。
5分経つとまた次の部屋に続くドアが開くので、そちらに移動。
最後の部屋は1つ目の部屋と同じマイナス10度の部屋なので、ここでまた体を慣らして帰ることになります。
ちなみにこの部屋にあるモニター画面では、南極の基地の様子がリアルタイムで映されています。
ただ、モニター画面は小さく、基地を遠くから固定カメラで映しているものなので、よっぽどタイミングが合わない限り、動かない建物が見えるだけです。ちょっとガッカリ。
モニターの他には展示パネルが飾られており、それをざっと見終わる頃に出口のドアが開くので、暖かい場所に戻ってひと仕事終えたような達成感を感じつつ、コートを返せば終了です。
体験時間は説明や着替えの時間を含めて20分くらいです。
実験を楽しむような感じではないのですが、ガタガタ震える程辛い体験をすることもなく、子どもからお年寄りまで気軽にマイナス30度の世界を体感できます。
放電ラボの内容
放電ラボは、巨大な2つのコイルから放たれる雷光のような電気火花(スパーク)を間近で見られる部屋です。
定員は各回60名。
時間は20〜30分くらいで、極寒ラボの3倍の人数が一度に入ることができます。
ラボに入って階段状のベンチに座ると、科学館のスタッフさんが楽しいトークをしつつ、装置を使っていくつかの実験をしてくれます。
また、「これ体験してみたい人ー!」と実験中に体験希望者を募ってくれるので、子ども達を中心に楽しく実験に参加することができます。
静電気を起こす装置を使って指先にピリッと電気を感じてみたり、体に静電気を溜めて電気人間になったり・・・
もちろん観客席から見てるだけでも楽しいですし、お子さんの代わりにお父さんお母さんが実験に参加することもありました。
いくつか小さな実験が終われば、いよいよ本番。
目の前にそびえ立つ2基のテスラコイルから、激しい放電音とともに、稲光のように綺麗で迫力ある電気火花(スパーク)が放たれます。
ちなみにこの科学館のテスラコイルは120万ボルトの電圧を発生させます。
テスラコイルから放たれるスパークは雷の稲妻と同じ現象です。
バリバリバリッと激しい音を出しながら、4mもの大きな稲妻が空気中を走るのを、間近で見ることができます。
(観覧席は透明な壁に守られているので、危険はありません)
かなり激しい音がするので、年長より下のお子さんだと、もしかしたら怖がってしまうかも。
でも、普段の日常の中でこんなに大きくて綺麗な稲光を見ることはできません。
見てたら感電死してますね…
なので私は、迫力があって、綺麗で、トークも実験も楽しい放電ラボの方が、極寒ラボよりオススメしたいなと感じました。
極寒ラボと放電ラボの整理券配布はいつから?
土日祝・8/13・8/14・8/15の整理券配布時間は下記の通りです。
極寒ラボ(配布場所:極寒ラボ横)
体験時刻 | 配布時間 | 合計人数 |
---|---|---|
10:00・11:00 | 開館から配布 | 80名 |
13:00・14:00・15:00・16:00 | 12:30から配布 | 80名 |
放電ラボ(配布場所:4階北側通路)
放電ラボは以前は整理券配布でしたが、現在は先着順となっています。
どっちが人気?
人気なのは、各回20名しか入れない「極寒ラボ」です。
土曜日、12:30から配布開始の回に並びに、さらに30分も早い12時に行ったところ、既に20名程並んでいました。
(だいたい早い時間から定員が埋まっていきます)
さらに続々と後ろに並んでいく人達・・・
そして配布開始時間からたった5分で定員に達して配布が終了しました。
放電ラボでもこの人数だとやばい!と思い、そのまま放電ラボの整理券配布場所に、また30分前に行ったところ、こちらは1番乗り。
配布開始時間になってやっと、60名前後の人数が集まったので、放電ラボは早い時間を狙わなければ、配布開始後に向かっても整理券がもらえると思います。
私は放電ラボの方が好きなので、さみしいような、極寒ラボより混んでなくてラッキー!と思うべきか…。
代表者がまとめて受け取ることは可能?
注意してほしいのが、整理券はひとり1枚ずつの配布であることです。
列で待っている間は、連れが並んでいてくれれば列を抜け出すことが可能なのですが、配布までに戻ってこないと人数分もらえません。気をつけてください!
また、整理券を紛失しても再発行してもらえないので、入れなくなります。
お子さんが持ちたがっても、親御さんが持つ方が安心だと思います。
まとめ
- 人気なのは定員が少ない極寒ラボ
- でも内容が楽しいのは放電ラボ
- 土日祝に整理券を確実に取りたかったら30分前に行った方がいい
- 整理券配布時間に全員揃っていないと券がもらえない
名古屋市科学館はプラネタリウムが一番人気なので、ついそちらに注意が向きがちですが、行くならプラネタリウムもラボも全部見たいですよね。
土日祝は混むので、できれば早めの午前中に行くのをオススメします。
再入場はできるので、券を確保したら外にランチを食べに行くのも楽しいですよ!
名古屋市科学館で、ぜひ貴重な体験をしていってください。